ドメーヌ・デ・ザコルは、ブルゴーニュの名門ドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエさんが、ローヌの新天地アルデシュで始めたドメーヌです。
今ではフランス国内の三ツ星や、世界中の有名レストランでオンリストされるなど、高い注目度と人気を誇ります。
濃いめのボリューミーなローヌワインのイメージを一新する、繊細さを備えたドメーヌ・デ・ザコルのワインをご紹介します。
名門ラルロの経験を活かした新天地アルデシュでの挑戦
春に来日されていたドメーヌ・デ・ザコルのオリヴィエさん、フローレンスさんのチャーミングな笑顔。
気さくで明るくて、ハッピーなオーラが溢れる素敵なご夫妻でした。
ドメーヌ・ド・ラルロで醸造家を担当していたオリヴィエさんは、フローレンスさんと共に家族のルーツがあるローヌ川流域に自らのドメーヌ設立を夢見てラルロを去りました。
華やかな経歴を捨て、知名度は未だに高くはない(であろう)新天地アルデシュでの挑戦。
エネルギーと行動力がすごいです。
今や高い人気を誇るドメーヌ・デ・ザコル。天才は何処へ行っても、やはり天才なのでしょうか。
ワインの味わいは、地道な研究、前向きな好奇心、絶え間ない努力がもたらす結果、到達点のように感じました。
お二人はブルゴーニュでの経験を活かしながらも、ワイン造りにおいて少しでも気になる特徴、個性を発見すると、新しい事を試したくなるそうです。
ブルゴーニュの繊細さを備えた、様々なタイミングで楽しめるスタイル
ドメーヌ・デ・ザコルのワインは、とにかくエレガントで澄んでいます。
どうすれば、こんなに綺麗な酸をキープしながら、しっかりと果実味も引き出せるのだろう?
飲みながら、そのバランスの絶妙さに心が奪われました。
クリーンでデリケートなスタイルは、例えば早い時期(8月中旬から下旬)に行う早朝の収穫であったり、重力を利用した果汁の移動など、随所に注意を払ったワイン造りから生まれているようです。
自然を尊重しながら、しっかりと味わいの方向性を見据えて造られていました。
軽やかな彼らのワインは、これからの季節に最適です。
じんわりとした味わい深さがあり、幅広いお料理にも合わせたくなります。
友人や家族とリラックスしたい時に、ゴクゴク飲みたくなります。
つまり色々なタイミングで楽しみたいワイン、それがドメーヌ・デ・ザコルのワインな気がします。
ブルゴーニュ的な繊細さのあるザコルのワインは、ローヌのイメージが変わります。
濃いめのボリューミーなローヌワインも大好きですが、フレッシュで清涼感のあるザコルも最高です。
ブルゴーニュ好きな方にもぜひおすすめです。
ドメーヌ・デ・ザコルのお問い合わせは今井商店までお願いいたします。